教育講演会 11月1日
1日の午後、教育講演会がありました。

講師は、ヒューマニック株式会社 代表取締役 堀江耕太 先生でした。堀江先生は、義足をつくる仕事をしていらっしゃいます。先生には、プロフィールに始まり、義足とはどういうものか、どんな仕事をしているかなどを聞かせていただきました。生徒が参加する場面もあり、楽しく聞くことができました。

第3部では、先生ご自身の経験をもとに、これからどう生きていくとよいのかを語ってくださいました。
「特別なことをするために、普段通りのあたりまえのことをしよう。まじめにやっていれば、そのがんばりに声をかけてもらえる。そういうチャンスをつかんでほしい。」
「あなたのことを知っている身近な人のアドバイスを聞くようにしよう。」
「やらないで後悔するより、やって後悔するほうが良い。でもその前に、よく考えることが大切。」
「いろいろな制限があるだろうが、その中で自分に何ができるか考えていこう。そして、周囲がくれるチャンスを、丁寧につかんでいこう。」

同じ地域に住む堀江先生の生き方、考え方に触れることは、生徒たちにとって大変勉強になるものでした。
生徒会長は、全校生徒の代表として、
「初めて義足装具士の仕事について聞き、一人一人に合ったものをつくる大変さを知った。ものの見方や考え方を変えると、もっといろいろな見方や考え方が出てくることが分かった。時間を無駄にしないよう、親や友人など、身近な人のアドバイスを聞きながら生活したい。」
と、堀江先生の話から学んだことを、お礼の言葉とともに伝えました。
生徒たちは教室に戻り、講演から学んだことを文章にしました。
・今日の講座で、自分の将来の夢のようなものを考えてみたいと思いました。講座でおっしゃられていたように、偶然のチャンスをやるかやらないか考え、逃さないように、自分のしたいことを明確にしたいと思いました。(1年生)
・今日話をしていただき、足や手がない人のために、堀江さんは一人一人に寄り添って話を聞き、義足を丁寧に作っていることを知りました。私が一番心に残ったことは、「問題点として考えるのではなく、改善点として考える。」という言葉です。これから生きていく中で、自分が何かをするとき失敗することがいっぱいあると思います。そんな時、これからどうしていけばよいか「考える」ことを大切にしたいです。(2年生)
・「やらずに後悔するよりも、やって後悔したい」僕は堀江さんの話を聞いてそう思いました。自分が今したいこと、それを突き詰めて、後悔したとしても実りのある人生をつくっていきたいと思います。そして、周りのアドバイスをちゃんと受け止めます。(3年生)